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皆さんはサファイアと聞けば美しいブルーの宝石を思い浮かべる方がほとんどなのではないでしょうか?ブルーのサファイアは宝石の中でも特に知名度が高く、様々な物語などにも登場するような『宝石の中の宝石』として非常に人気の高いものです。
しかしそんなサファイアにもブルー以外にも様々なカラーの物があるということは知っていますか?
ブルー以外のサファイアは総称でファンシーカラーサファイアなどとも呼ばれていますが、その中でも蓮の花色に喩えられるピンクとオレンジの中間色の色合いを持ったパパラチアサファイアは、その希少性から『世界3大希少宝石』の一つにも上げられるほどで、宝石好きの方の間ではあこがれの宝石となっています。
今回はそんな誰もが憧れるパパラチアサファイアの選び方についてご紹介します。

パパラチアサファイアとは
gd2582-m-01-dlサファイアはルビーと同じコランダムという鉱物からできており、ルビーとの違いは結晶内に含まれるクロムの含有量によります。基本的にクロムの含有量が0.1%などと少量の場合はサファイアになり、1%程度となるとルビーとなります。
パパラチアサファイアとは、そんなサファイアの中でもオレンジとピンクの中間の微妙な色合いをしているものだけに与えられた特別な名称で、パパラチアはサンスクリット語で蓮の花の色を意味する言葉です。パパラチアの色合いは非常に厳しい制限が設けられており、ピンクが強すぎても、オレンジが強すぎてもパパラチアサファイアと認められません。その為、パパラチアサファイアは「King of Sapphire(サファイアの王)」と呼ばれ、幻の宝石と非常に重宝されています。
パパラチアサファイアの選び方


パパラチアサファイアは上述の通り、幻の宝石と呼ばれるほどの希少石ですので、宝石の中でも高価なものに分類されます。その為パパラチアサファイアを選ぶ時には以下の事を注意してしっかりと選びましょう!
パパラチアサファイアは鑑別書が必須です。
パパラチアサファイアを選ぶ時に、まず注意をすることは『鑑別書』や『ソーティングメモ』がきちんとついているかどうかです。
この宝石は、「ベリリウム拡散」で加工処理しパパラチアカラ―に見せる比較的安価な処理石が横行したこともあり、現在では鑑別書がついてないものに関してはパパラチアサファイアと呼ぶことができません。ファインジュエリー イヤリング&ピアス鑑別書がない場合には、パパラチアカラーを持っていたとしても『パパラチアカラーサファイア』という呼び方になります。

パパラチアの色の選び方
パパラチアサファイアは上述の通り、ピンクとオレンジの微妙な中間色を持っていることが特徴なので、その色幅はピンク寄りからオレンジ寄りのものまであります。バイヤーの間では少しオレンジ寄りの物が選ばれることが多いみたいですが、あくまでも自分の好みで選んでもいいでしょう。

意外と見落としがちなカット
パパラチアサファイアはその特徴であるカラーにばかり注目がいき、カットが二の次のような扱いを受けることがしばしばあります。しかし、カッティングの良し悪しは、宝石の発色に大きく影響を与えるものなので、できるだけカットの良いものを選ぶようにしましょう。具体的には宝石を真上から見た時に中心がズレていないか、宝石の真ん中に色の抜けがないかを確認するといいでしょう。


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